「芸術村あすなろ」は音楽教室、それなのに何故芸術村、“村”というのでしょう。

つどい

あすなろで音楽を学ぶ生徒達は、みんな芸術村の一員です。

音楽が特別のものではなく、我々が暮らす日々の生活の中にあって、そこにはいつも暖かで優しい空気が流れている場所でありたい…。そしてあすなろは家族と学校と社会が繋がるそんな力が音楽には有ると思っています。だから「ボレロ」も、「山形夏期合宿」も、そして夜、親子で山道を歩く「夜行軍」もその証となる取り組みなのです。そんな人々のふれあいを「芸術村あすなろ」の“村づくり”と呼んでいます。

さて、去る5月21日の日曜日、そんな事が実感できる<あすなろ村人の会>主催の「バーベキュー大会」が4年ぶりに「府中郷土の森」で開かれました。

今まさにコロナ感染症が季節性インフルエンザと同じ5類に位置づけられ、3年半振りに街行く人々の表情にも明るさが戻りつつある時…。隣接する野球場の野球少年たちの元気な声が飛び交う中を通り過ぎ、川に沿ったエリアがバーベキュー場で、朝から大勢の人々が思い思いのテントを張っている姿がありました。

さあ、いよいよ、バーベキューが始まりました。23家族、講師合わせて約70人の参加者で村人の会の役員さんの指示の下4つの班にそれぞれにコンロ、炭など食材が手渡され、お父さん、男の子は火起し、女の子とお母さんは焼き鳥のための串刺しを作るグループに別れ準備もテキパキと進んで行きます。

炭も程良くおき、父さん達は早速、ねぎまの焼き鳥にソーセージに、お肉、そしてアヒージョなどを火に掛け、『もういいよー!!』の掛け声に子供たちは待ってましたとばかりに競ってほう張ります!よくおきた炭のそばにはアルミに包まれたジャガバターが、そして締めはお父さんたちが腕を振るって焼きそばを手際よく作ります。

子供たちの何と食欲旺盛なこと!瞬く間に鉄板の上は空になっていました!!

食後はフルーツポンチとマシュマロを火に炙ってクラッカーを重ねて食べる子供たちの大好きなおやつが続き、次は食後の運動??

恒例のパン食い競走ならぬ駄菓子取り競走へと移行していきました。

これがまた子供のみならず、パパ組とママ組の登場もあり、会場は笑いの渦で最後まで盛り上がりを見せていました。

こうして4年ぶりに行われたバーベキュー大会も終わりに近づき、最後は子供たちが僕らはみんな生きているの歌を歌い、お父さん、お母さんたちは手拍子で元気いっぱい応援していました。

初めて参加の人、また子供が1歳半から通う子供たちは7年目になる人もいて、様々な状況の方々がそれぞれの思いを胸に、公園を後にしました。

あなたはいつが1番幸せと感じますか?と聞かれたら、誰もが今が1番幸せと答えるに違いありません。

コロナ禍に悩まされた日々の後に訪れた今日、そして明日に希望を持って進んで行きたいと思います!!

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